高橋淳
千葉県松戸市は19日、市内の小規模保育事業所「コモレビ・ナーサリー」で今年10月、女性保育士3人が1~2歳の園児計6人に対して不適切保育をしたとして、同事業所を行政指導したと発表した。事業所側も不適切保育を認めているという。
2歳の女児、トイレに4~5分放置も 松戸市が施設を行政指導
市によると、3人は30歳から44歳で、保育士歴は2~8年。10月上旬、給食時にうとうとしていた1歳男児の頭をたたいたり、昼寝の時間にふとんで寝ていた同じ男児を足でどかしたりしていた。2歳の女児をトイレに4~5分間、放置するなどの行為もあったという。いずれも園児にけがはなかった。
9月、退職した保育士から通報を受け、市が10月に立ち入り調査を実施。事業所から防犯カメラの映像の提出を受け、発覚した。事業所側が3人に聞き取りをしたところ、2人が不適切な保育を認め、男児の頭をたたいたのではなく「(給食時に)もう少し起きていてほしいとの思いから押した」「(男児が)布団からはみ出ていたので、足で知らせた」などと釈明したという。(高橋淳)
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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル